2006年05月03日

思春期講演会2

昨日ご紹介した奥平綾子さん(元ダダ母さん、現ハルヤンネさん)の講演会について。
おめめどう発行のメルマガに掲載された「ミニコラム」の転載をご許可頂きましたので、以下に。

+++++++転載ここから++++++++

◆ハルヤンネのミニコラム

ダダは、5月2日で、14歳になりました。

HAPPY・BIRTHDAY・TO・DADA♪

14と言えば、思春期真っ盛りですね。そうです、はっきり思春期坊主です。

「自閉症の思春期はたいへんよ」ってよく聞きました。それで、どうなるんかなあって、心配ももちろんしました。

先輩の親御さんから聞いている話、ネットや書籍で読む話、いっぱいありますが、でも、実際、ダダに思春期が来てみないと、それは、やっぱり、聞いた話でしかなかったです。

で、実際来て、なるほどな〜、そういうことか〜っていうのが、はっきりとわかりました。

成る程、思春期ですわ。

荒れる?…ええ、荒れます。不安定になる?…ええ、なります。
カラダも変わる?…ええ、もちろん変わります
ココロはどうなの?…ええ、もちろんお兄ちゃんです

でも、それは、自閉症じゃなくても、健常児でも、やってきます。
2つ上の兄のMUUも、荒れましたし、不安定になりましたし、カラダも変わりましたし、ココロも大人になりました。

じゃ、自閉症児のダダの場合、なにが、違うんでしょうね。

それは、「自閉症の特性を持っている」という側面です。

その特性から、表出される形や動きが違いますし、やはり、脆弱な部分は、かなりしんどいですから、そのために、特別な方法や、もしかしたらお薬をつかうこともあるでしょうし。

それさえわかれば、後は、普通の思春期のお子さんに対応するのと、あまり変わらないなあって、思いました。

先日、ブログに「思春期考」というのを書きました。↓

http://ameblo.jp/chigauhosi-style/entry-10011802028.html

ハルヤンネは今、とっても、オロオロしながら、暮らしていますけど、それも、きっと、この時期のことなんだろうなあって、そんな風に思いながら。

今、ダダの思春期を、やれやれって思って、過ごそう。

ハルヤンネは、将来のために、思春期のためにって、思いながらダダやMUUと過ごしたことは、ありません。

「今を生きる」

その時その年齢で、わかる、できる、選べる楽しい暮らし。

そうしていると、思春期までに「あったらいいなあ」と思っていたものの多くが、揃っていました。

それって、結局

「今を生きる」

ことが、どれほど大事かを教えてくれました。

将来のために…と躍起になって、不安になってしなくて、良かったって、「ダダに、これまでの14年は、楽しい日々をプレゼント出来て良かった。自分も楽しかったし…」って、今更ながら思います。

もちろん、「あったらよかったなあ」っていうものもたくさんあります。でも、それは、誰にでもあるものですもの。完璧なあり方なんてないし。

そんなお話を、今度のあいちAACでお話ししますね。

どうぞ、愛知、東海のみなさま、お時間があえば、お越しくださいませ。

++++++++転載ここまで+++++++++

「おめめどう通信」〜自閉症・発達障害の人たちの居心地のよい暮らしのためのメールマガジン〜(無料)毎月二回(1日、15日頃)発行。
お申し込みは↓からどうぞo(*^ー ^*)oにこっ♪
http://omemedo.tanba-sasayama.com/omemedoutop.html

(注・私はおめめどうの回し者ではありません。
おめめどうメルマガや書籍の一読者であり、おめめどうグッズの一ユーザーです。)

「今を生きる」ってスゴイ言葉だと思いませんか?
つい、先々のことばかり考えてしまいがちな障害児の親の中にあって「今」ですよ。
いや。
もちろん、先のことは見通しを持ってちゃんと考えとかなきゃイカンのですけども、「躍起になって、不安になる」必要はないです。
これは私も実感してます。
「今」をきちんと生きてたら、今が将来に繋がってるわけですから「ちゃんと揃ってくる」のでしょう。

このミニコラムを読んで、5月14日がますます楽しみになってきました。
まだお申し込みは間に合うそうです。

詳しくは↓にてご確認下さい。
http://www.mb.ccnw.ne.jp/aaccpop/myweb1_008.htm

(注・私はあいちAACの回し者ではありません。所属もしてません。講演依頼は受けてますが。笑)

【関連記事】
http://koumama.seesaa.net/article/17315677.html
posted by こうまま at 19:33| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめ講演会
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